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珈琲時光

たった一人の面接を終え、少し不安を抱えながら新宿へ。高島屋12階で公開中の「珈琲時光」を見に行く。時刻はちょうど上映30分前。
実はこの映画、ポスターで見かけただけで別にこれといった事前情報も無く、ネットで調べたらいま見られるのはこの高島屋のテアトルタイムズスクエアだけということだったので平日なら人も少なかろうし、浅野忠信はもともと好きだし、一青窈も歌は聴いた事無いけど見た目で好きだったので、なんとなく、かるーい気持ちで足を運んだまでだった。がしかし、である。
浅野のナチュラルぶりは相変わらずだったがそれに勝るとも劣らない一青窈の透き通るような自然な演技にまず圧倒される。その二人を取り巻く役者陣も素晴らしい。そして映画自体も時間が動いているようで止まっているような不思議な世界。何気ない会話、仕草の中に言葉にならない言葉が心に伝わってくる。何かありそうで何も無い、しかし決して見ていて見飽きることはなく、あっという間に二時間は過ぎた。
久々に「見て良かった」と、「もう一度見てみたい」と思えた映画だった。
「東京」に対するイメージが凄く変わった。東京は素敵な街だ。