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いろは

野口恵子さんの「かなり気がかりな日本語」読了
今どきの大学生から大人まで、話し言葉や書き方についての問題点の指摘だけでなく、ではどうすれば改善できるかといったことが非常にわかりやすく述べられている。語学の先生なのでその文章ももちろん読み易い。一気に読めた。
「っすか?」とか「よくなくない?」等、日本語どうこう以前の話し方が氾濫している中、それを的確に注意、教育できる大人がいないのもこれまたいまの日本社会の現状であり、日本語問題はかなり深刻と言えるだろう。
一方で僕は「全然大丈夫」とか「すごい嬉しい」とか、新しい言葉を作り出すことはいいことだと思う。実際江戸時代や、戦前・戦後等と比べても今とは全然違う話し方、言葉使いだったはずだし、敢えて使い方を崩す事で表現できる気持ちというのもあると思うし。ま、それも本来の意味を把握したうえでのことだが。
そんななか今日はとある本の帯に「子は親の鏡」という文句が書いてあり、あれ?「鏡」じゃなくて「鑑」では?と頭に引っかかってネットで調べてもいまいち良くわからず・・気になる。

かなり気がかりな日本語 (集英社新書)

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