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ベンガル・カフェ

というインドカレー屋さんに行った。その店はアパートの割と近くにあり、前々から気にはなっていたのだがなかなかタイミングが合わずに行きそびれていたのだ。
店の前にはいかにもインドという派手なゾウの置物が置いてあり、外から店内の様子は見えないがなかなか本格的なようだ。店に入ると、なんと本物のインド人が無表情で「イラッシャイマセ」と迎えてくれた。店は奥行きがあって結構広かったが客は僕一人だった。
「オヒトリデスカ」と聞かれはいと答えるとカウンターに座らされた。メニューから羊肉のカレーを選び、ライスかナンのどちらにするかと問われライスを選んだ。厨房にも他の人は見当たらず、一人で黙々と調理をしていた。途中で「カラサハドレクライデスカ」と聞かれ普通でとお願いした。
しばらくしてカレーが運ばれ、食す。うまい。普通にうまい。食べている間、店主であるインド人はななめ後ろからずっとこちらを伺っていた。途中で「アジハドウデスカ」と聞かれ、辛さで眉間にしわがよっていた僕は勘違いされないように、手でGoodのサインを出しながら美味しいですと答えた。そのあとも店主はずっと僕のななめ後ろで様子を伺っていた。これがインドの礼儀なのかもしれないが、僕は変な緊張感と辛さでかなり汗だくになりながら黙々とカレーを食べ続けた。
全部食べ終わりお勘定を払い、メニューが載っているチラシを1枚もらって店を出た。ランチセットやお酒も売っているらしく、ちょっと飲みに行くのも楽しそうだ。久しぶりに刺激のあるものを食べ、しばらく口の中のヒリヒリが収まらなかった。
それにしてもアラブ系の人ってとても誠実そうに見える。不思議だ。