カメラとか、ノートとか。

X-E2が好きなおっさんのブログ

読書

アマニタ・パンセリナ

中島らも著:アマニタ・パンセリナを読んだ。 あらゆるドラッグについて書かれたエッセイで、タイトルにあるのは毒キノコの名前だ。中島らもさんは破天荒でユーモアがあってとにかく面白い。ガダラの豚執筆中の状況も書かれている。 らもファンなら是非読ん…

あしたのジョー展

行ってきましたあしたのジョー展。 原画たくさん。作者のコメントもたくさん。 しかもほとんどの原画など会場内は基本撮影可能という太っ腹。 人もさほど混んでなく、1時間強くらい、じっくりと堪能してきました。 やはりGペンの生々しい原稿は素晴らしい。 …

桜玉吉

「読もう!コミックビーム」を手にして以来探していた「幽玄漫玉日記」を発見、購入した。 「読もう〜」よりもしっかりした絵に少し驚きつつ、相変わらずの面白さと切なさに少し感動。 幽玄漫玉日記 (1) (Beam comix)作者: 桜玉吉出版社/メーカー: エンターブ…

パーク・ライフ

日比谷公園を舞台とした営業マンとOLの不思議な物語。結局いろんなことが不明なまま終わってしまうのだが、うーんなんだろ、まぁまぁかな。 パーク・ライフ (文春文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/10メディア: 文庫購入: 4人 クリ…

ため息の時間

恋愛もの9編のショート。女性からみた男の視点、が面白い。以前読んだサマーバレンタインと同じ著者とは思えないくらいダークな内容で、これはこれでいいかも。 ため息の時間 (新潮文庫)作者: 唯川恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/06メディア: 文庫購…

もし僕らのことばがウィスキーであったなら

ここ最近急にウィスキーに目覚めたせいか数年前に読んだこの本のことを思い出し、久しぶりに読み返してみる。作者がアイルランドへ行って地元のウィスキーを飲み歩くといったエッセイで、非常にかるく、リラックスして読める。時折出てくる奥さんの撮った写…

赤チンの町

貞雄、一帆、明成の仲良し三人組中学生をとりまくお話。昭和30年代という古い時代背景にも関わらず、少年たちの喜びや悲しみや不安といった心境がスッと心に響く。まるで自分が中学生時代に書いた日記を読み返しているような気分になる。 そういえば昔から気…

口笛吹いて

主に人生に疲れた人たちのお話が4つ。この内容に共感できるほど人生経験の乏しいオイラにはいまいちピンとくるものはなかった。子供を失った小学校教師の苦悩を描く「春になれば」は面白かった。 口笛吹いて (文春文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 文藝春…

縁切り神社

これまた古本屋で100円でゲット。 再会 悲しい夢 アイシテル 夜桜 夜と月と波 縁切り神社 世界中の男の子をお守りください 島の思い出 どぜう、泣く 恋人たち エイプリルフールの女 真実の死 恋愛に、人生に悩む女性の話等12編のショートショート。基本的に…

読め!

古本屋で発見。100円。 主にドラマの話とか子供の話とか、浜さんらしい内容。松さんの「遺書」や「松本」と読み比べてみるといかに二人がバランスのとれたコンビかという事が解る。二人がどんなに深い世界にいても、なんとか世間がついてこれた理由がここに…

夏と花火と私の死体

何故か部屋の本棚にあった。「死体」からの目線という異常なシチュエーションとはうらはらに日常的で冷静な語り口、このギャップがよかったね。GOTHほどのインパクトはなかったものの、これを16歳で書き上げるとは驚き。 個人的には二つ目のお話「優子」の方…

GOTH

―この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ。そう自覚する少年「僕」。殺人鬼の足跡を辿り、その心に想像を巡らせるの本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが・・・―(文庫本より抜粋)いやいや、面白かった。猟奇殺人をテーマにしたその…

いろは

野口恵子さんの「かなり気がかりな日本語」読了 今どきの大学生から大人まで、話し言葉や書き方についての問題点の指摘だけでなく、ではどうすれば改善できるかといったことが非常にわかりやすく述べられている。語学の先生なのでその文章ももちろん読み易い…