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中国接待旅行弐日目

ホテル一階にあるバイキングレストランで朝食を済ませ、いよいよ工場見学。工場はとにかく従業員がたくさんいて、一人につき一工程という感じだ。つまり紙を切る人がいて、その横には切れた紙を箱に詰める人、普通なら一人で出来るような作業でも一人づつで行う。断裁の人は一日中紙を切り続け、梱包の人は一日中紙を箱に詰め続ける。仕事によりけりだろうけど、日給は大体600円くらいだそうだ。小学生くらいの子供もたくさんいて、黙々と作業を続けるその姿には哀愁さえも感じる。
二つ目の工場に着いたところでみんなとは別行動に。なんと帰りのチケットを飛行機に置き忘れてしまったので、再発行の手続きをとるべく別の通訳の人と二人で石虎駅から30分、広州駅にある中国南方航空会社に向かう。
広州駅は日本でいう上野駅のような感じで、地方から出稼ぎに来る人で駅前はごったがえし、通訳のソウさんにとにかくスリに気を付けるよう何度も念を押された。いたるところに止まっている公安のパトカーが治安の悪さを物語っている。
手続きを終え、明日になればチケットをもらえるということで一安心したのもつかの間、航空会社を出るとき、金庫のようなものを運ぶ社員の後ろにはショットガンを抱えた警備員。切符売り場でまっていると小学校低学年の子供がくわえ煙草で目の前を通り過ぎる。しかも売り場のコンピューターが壊れて切符が買えない。外は雨なので切符売り場は途方に暮れた人達で溢れ帰る。外のダフ屋で乗車券を3元(約45円、普通に買うと1500円くらい)で買い、人の波に押し潰されそうになりながらとりあえず構内に入ってみるが次の電車までかなりの時間があるらしい。駅構内では荷物検査にひっかかったのかスリの現行犯か、ひとりの男性が4〜5人に袋叩きにされていて、顔とか思いっきり蹴られている。仕方なくバスでホテルまで向かう事に。バスだと1時間以上かかるので先にトイレを済まそうと公衆便所に行くと、でました、ドア無しトイレ。
あとで聞いたらソウさんも広州にはほとんど来た事無いらしい。その気持ちは解る。
7時過ぎ、ようやくみんなと合流。